1941年ニューヨーク・マンハッタンで6人の職人によって皮革製品を扱う工房としてオープンさせたのがコーチの始まりでした。オープン当初は革製品の下請け工房でありましたが、職人たちの高い技術は、コーチ独自のブランドを確立するのに十分でした。職人たちは使い込むほどに味を増していく「野球のグローブ」に着目すると、研究を重ねその技術をバッグに採用。これによって革独自の美しさと丈夫さを兼ね合わせた製品を創出し、1960年代にはコレクションを展開するまでになりました。

初期は比較的年齢層の高い紳士をターゲットとし、高品質のアメリカンクラシックな製品を中心に展開していました。しかしコレクションがスタートしてからは女性向けの「カシン・キャリー」を筆頭にユニークなデザインのバッグや女性向けのアクセサリーを発表すると瞬く間にその人気は広がっていくことに。